肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。
進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れなどにのって転移することもあります。
転移しやすい場所はリンパ節や、肺の中のほかの部位、骨、脳、肝臓、副腎です。
肺がんは手術で取りきれる場合手術を第一選択としますが、病状や患者さんの状況により、放射線単独で根治を目的とした照射を行う場合や、放射線と化学療法を併用した治療を行う場合があります。
外部照射とは、リニアック(直線加速器)という放射線治療装置を用いて、高エネルギーのX線や電子線を体の外から照射する治療法です。
当院では、早期の非小細胞がんの根治を目的とした定位放射線治療(ピンポイント照射)と、手術ができない肺がんに対して化学療法と併用して行う強度変調放射線治療(IMRT)とが可能です。
YouTube『ドクター伊丹 放射線治療医のがん情報チャンネル』(※YouTubeへ遷移します)
▲「【肺がん】初期症状の見つけ方と新たな治療法」